妊娠中の腰痛について

2019/04/27 ブログ
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こんにちは!枚方ふくろうの森整体院・院長の稲森です。

今日は気温が低めですね。みなさんは体調を崩されたりしていませんか。

先日まで日中の気温は暑いくらいでしたので、この寒暖差は体にこたえますね。

 

さて、今日は妊娠中の腰痛を中心に「マタニティマイナートラブル」についてお話をさせていただきます。

 

マタニティのみなさんの多くが腰痛を始めとする妊娠中のマイナートラブルに悩まされていらっしゃいます。

腰痛(だるさや重さも)

睡眠障害

浮腫み

こむら返り

食欲不振や胸やけ

便秘

肩こり

頭痛

など、全身にわたり何かしらの不調を抱えてしまいます。

 

これらの症状は妊娠初期から起こり、妊娠経過により変化し、漸増する傾向にあります。

特に腰痛は16週目までに25%の方が症状を訴えていらっしゃいます。

 

主な原因として『リラキシン』というホルモンの作用があげられます。

このリラキシンホルモンというのは、妊娠期に多く分泌され、出産するときに赤ちゃんが通る恥骨の結合を緩める作用を持ちます。つまり、「関節を緩める」ということですね。

たった1個の受精卵から、それぞれの機能を持った身体を備えた赤ちゃんが育ち、生まれる頃には2500~3500グラムにもなってお母さんの狭い産道を通ります。

出産をスムーズにするために恥骨結合という部分のじん帯を緩めるのがリラキシンなのです。

じん帯というのは、身体の関節を支える大切な役割を持っています。大雑把な説明になりますが、じん帯が緩む=関節がグラグラする、ということが起こります。

 

リラキシンによりじん帯が緩んでしまった結果、関節の動く範囲が広がり、関節を支えるために筋肉や腱への負担が大きくなります。

妊娠するとお母さんの体重は出産までにおよそ11~14キログラム増えると言われていますが、その重さを支えるための姿勢の変化が腰痛をさらに増してしまいます。

妊娠後期には恥骨痛も出てくる方が多くいらっしゃいます。

普段から腰痛のある人は妊娠中に悪化する傾向にありますので、要注意です。

さらに妊娠・出産をきっかけに「産後の腰痛」となる可能性も考えられます。

 

マタニティ・マイナートラブルは、妊娠の初期から経験される方も多いのですが、特に妊娠2か月前後はとてもデリケートな時期です。少しのことで流産してしまう可能性の高い時期です。

 

妊娠がわかったら、いろいろなことに気を付けて過ごされると思いますが、お腹の赤ちゃんとともにお母さんの安定も大切です。

それは食事や生活習慣だけでなく、精神的な安定もとても重要です。妊婦さんを取り巻くまわりのご家族や職場での気遣いも重要ですね。妊婦さんの身体の変化は、心の変化、精神的な変化でもあります。

 

妊娠中は月齢が進むほどに身体の重心も、内臓の位置などの状態も通常とは違ってきます。

ましてや、初めての妊娠を経験される方には不安なことがあれこれと起きがちです。

 

でも、妊娠初期、いわゆる不安定期に腰痛などのマイナートラブルを治したくても薬も飲めないし、普通の整骨院や整体院での施術は断られることが多いと思います。

 

そこで、マタニティ・マイナートラブルの改善方法をご提案します。

 

枚方ふくろうの森整体院では、安心安全な方法で不安定期の方でも施術をさせていただきます。

優しく頭蓋骨を調整したり、子宮をとりまく内臓の位置を調整したりします。

優しく頭に手を触れて頭蓋骨の歪みや動きを調整するだけで、赤ちゃんも同時に良い状態に変化します。

お身体の中の臓器はそれぞれが働きやすいポジションを持っているのですが、お腹のちゃんの成長とともに押されたり、歪んだりしますので、それを働きやすい状態に戻します。

これも優しく手で触れるだけですので、安心して施術をお受けいただけます。

 

これらの改善方法により、お腹の赤ちゃんを取り巻く環境(=子宮)がより良い状態へと変化します。

 

辛い状態を耐えるのも一つですが、少しでも痛みのないマタニティライフを送っていただき、お母さんも、やがて生まれてくる赤ちゃんも健康でその日を迎えていただきたいと願っています。